ツアーを振り返って思うこと

早いもので、先月のツアーから一ヶ月近く経ちますね。
もう年末ですね。

このツアーを振り返って思うことは、なんと素敵な仲間に恵まれていたんだろうということでした。

10年前、結成のきっかけはニューヨークでの僕と二本松の二人きりでの練習会が始まり。それからベースの久里子が練習に加わりトリオになり、たくじ、そして小森さんの順で練習会の人数が増え5人編成のバンドになった。そして二本松、たくじ、そして小森さがニューヨークを離れ日本に帰国するのにあわせて一枚目の”Home”を録音。


いや〜若かった、今から見れば青春ですね。

それから、早10年。メンバー二人はニューヨーク、二人は関東、一人は福岡と遠距離恋愛的なバンドなのでなかなか一緒にできるチャンスも少ない中でとりあえず、5人全員がとりあえずミュージシャンを生業としてなんとか10年やってきたというだけでも奇跡かも?と思います。

今では全員家庭と子供を持つ中で(特に今のところとても商業的にまだ儲かってるわけでない音楽を)好きでわざわざ一緒にやろうと思えるんだからこれは本当にありがたいことだな〜と一緒に音を出してみてしみじみ感動してました。

10年の間に、メンバー各自の行きたい方向性に違いが出てきたり、意思の疎通がうまくいかなかったり(遠距離恋愛って難しいですもんね)でなかなかバンドの存続に危機?もあったような氣もします。が、そういうものを一回りして、今回はメンバー同士が本当に愛を持ってまた一つになれた!ようなそんな素敵な時間だったと思ってます。他のみんなはどう思ったかは、他のメンバーのブログを楽しみにしてみましょう。

今回は本当に全ての会場で暖かいお客さんにたくさん集まっていただいて本当にありがたかったですし素晴らしいエネルギーをこちらもいただきました。ありがとうございました!

ちょっとずつライブを振り返って感じたことを書いてみたいと思います。

ツアーの初日は、福島県福島市の片岡鶴太郎美術庭園にて。
僕がニューヨークから日本に到着したのはライブ前日の夕方。この日は朝5時発の電車で千葉から福島に向かいました。
福島駅から飯坂線で花水坂駅へ
いい感じの電車です。
着いたら前日入りしていたたくじ、二本松、小森さんと涙の再会(涙は嘘)。早速リハを少々。久しぶりに一緒に演奏できてあまりに嬉しくて二本松くんは泣きそうになったそうです。なんか僕は長旅でなんだかボケっとしてましたが(普段からですが)みんなが、親になってなんかとてもいい具合に優しく、丸い音を出すようになった気がしてとても嬉しかったです。きっと僕も丸くなったんだと思います(今回のツアーでも何回もいろんな方にそう言っていただきましたのできっとそうなのでしょう)。

50名様限定のライブはおかげさまで満員御礼でとても素敵な時間でした。

そこで偶然?お会いした似顔絵師の、名前は同じく阿部さんに似顔絵書いていただきました。
ライブを聴いてくださり、インスパイアしてしまったのか全員分、写真見て書いていただきました。まさにUoUは合縁奇縁ですね。これは初日から絶好調です。

つづく

阿部大輔